全国工業高等学校長協会、無料、電卓検定試験解答解説、第78回3級

工業高等学校のイメージ画像。 教育
工業高校の電卓検定試験が、理解出来なくて困っている学生さんはいませんか?

あるいは、生徒への指導で悩んでいる先生はいませんか?

もう大丈夫です。

今回、第78回3級電卓検定試験の解答解説を記載させて頂きました。

3級からの検定試験を行う学校が多いという事と、電卓検定試験につまずきやすいのもこの3級からなのです。

この説明書があれば問題なく理解出来ます。

今回、私が作成した資料をもとに学習を進めてみませんか。

少しでも皆さんのお役に立てる事があれば、嬉しいです。

その他、この記事ではあまり知られていない、全国工業高等学校長協会の成立ちや、工業高校で取得する事が出来る検定試験などを記載しています。

工業高校が社会に果たしてきた役割や、工業高校を受験する中学生の皆さんに工業高校について、理解を深めて頂けると嬉しいです。

 

公益社団法人 全国工業高等学校長協会とは

工業科目を学ぶ高校生が、友と競い・夢を培い・技を極め・自らを高めるための活動を支援し、社会で活躍する人材を育てる工業教育をサポートする法人です。

 

第78回、3級、電卓検定試験解答解説

説明で使用した電卓。

第78回3級計算技術検定の解答解説例です。

工業高校で教えていた時に私が作成したものです。

自由に使用して下さい。

それぞれA4サイズで印刷して使用出来ます。

学校によって使用している電卓の仕様が違うと思いますが、この解答はCASIO fx-JP500 CLAS5WIZでの解説となります。

 

電卓の基礎的な使用説明

 

四則計算についての電卓使用説明1

 

四則計算についての電卓使用説明2

 

関数計算についての電卓使用説明1

 

 

関数計算についての電卓使用説明2

 

実務計算についての電卓使用説明1

 

実務計算についての電卓使用説明2

 

実務計算についての電卓使用説明3

 

解説書PDFファイルについて

A4サイズのファイルです。

全工協会の歩みについて

文政元年( 1818年 )広島・呉港から始まり令和元年( 2019年 )で私立・公立学校の総会員数941校が会員として所属します。

大正7年( 1918年 )第1次世界大戦が終結し、次第に景気が冷え始め、大正9年( 1920年 )には株式市場が大暴落し、第1次大戦後の恐慌が始まりました。

そんな時、大阪府立商品陳列所に協賛団体としての「 商工中心会 」が創設されました。

その「 商工中心会 」の事業の一つとして工業教育の問題が提起され、それが大阪の工業学校長とのつながりが生じ、更に近畿全域にまで広がりました。

その様な情勢を踏まえて「 商工中心会 」の発足の年を協会の始まりの年としました。

平成12年( 2000年 )の日付が変わる午前0時には「 コンピューター西暦2000年問題 」が発生し、パソコンから産業の制御用コンピューター・経済界で使用されているコンピューター等の全てに誤動作が生じ、国際経済が大混乱して深刻な不況に陥るとか、鉄道・航空管制などの交通機能の停止も予想されたため、プログラムの訂正が世界規模で行われた大変な年でもありました。

そんな不安を抱えた平成11年でありましたが、あらゆる手を尽くした結果、「 コンピューター西暦2000年問題 」は問題もなく21世紀がスタートしました。

大正11年( 1922年 )大阪・京都・神戸・名古屋・横浜・東京の六大都市での工業学校長会が発足されました。

昭和22年( 1947年 )に戦後、初めての全国工業学校長会議を都立工芸学校で開催して、それ以後毎年定期的に総会が開催されることになりました。

昭和32年( 1957年 ) 産業教育手当を工業高校の教員に支給するように法律改正の運動がおこなわれて、昭和33年4月28日に法律が改正されました。

昭和38年( 1963年 )に全国的に工業高校が増設されました。

( 昭和36年度412校が昭和38年度569校 )昭和61年( 1986年 )「 高等学校工業科卒業者の大学入学選抜に関する陳情書 」を作成し、国・公・私学の大学へ今後、毎年陳情することになりました。

 

取得できる検定資格について

計算技術検定(4級、3級、2級、1級、年内2回実施)

基礎製図検定( 第1次試験 、 第2次試験年内2回実施)。

初級CAD検定 機械系(筆記及び実技試験) 〃 建築系(筆記及び実技試験)。

リスニング英語検定(1級、2級、3級)。

情報技術検定(1級、2級、3級、年内1回実施)。

ジュニアマイスター

パソコン利用技術検定(1級ー筆記試験:60分、実技試験:30分 、2級ー筆記試験:40分、実技試験:30分 、3級ー筆記試験:40分、実技試験:30分)。

グラフィックデザイン検定

 

理事長の挨拶についての紹介

この協会は、全国の工業教育を実践している高等学校の校長を会員とする組織です。

日本の産業発展に寄与する工業関連の人材の育成を支援するものです。

工業高校生は、将来、地域産業を担う人材であり、国際化においてスペシャリストとして活躍することが期待されている人材です。

沢山の若者が工業系学科で工業の技術を学び、それぞれの道を究める事によって、日本の工業化社会を支える人材になることを期待しています。

それゆえに工業教育の支援に全力で取り組んでいきます。

全国の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

( 公益社団法人 )全国工業高等学校長協会。

理事長。

 

全国工業高等学校長協会の連絡先について

まとめ

工業高校では様々な検定試験を受験する事が出来ます。

工業高等学校長協会が指定する検定は、工業高校での授業で必要な実践的内容が多いように思われます。

就職活動でも検定取得科目が多いほど有利とされています。

しかし、その特殊さゆえに指導方法や教材等が、学校によって統一されていないのが現状です。

そこで電卓検定の習い始めである3級の解説を理解しやすいように作成しました。

学校によって仕様している電卓が違うので参考にならない場合もありますが、CASIO fx-JP500 CLAS5WIZを使用していれば、ボタン操作は変わらず、毎年変わる計算式の値を当てはめるだけで計算が可能になる様に製作しました。

 

ボルボ社の安全を証明するイメージ。

 

工業とは技術の積み上げが大切です。

私はボルボ社のこのポスターが大好きです。

ボルボ社は、3点式シートベルトや、ABSブレーキシステム、エアーバックなど、現在では標準装備となっている安全装置を先駆けて開発したメーカーです。

ボルボ車が事故を起こした場合、警察よりも先んじて事故調査をし、警察に伝えるという徹底した安全へのデーター解析の積み上げから導き出して安全装備の開発を行います。

そうした安全への努力の積み重ねが、ボルボ社のポリシーです。

物作りは、人作りであり、技術の積み重ねであることをこのポスターは教えてくれます。

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