レトロな魅力BMW R18 VS ハイテク ホンダゴールド ウイング DCT

車・オートバイ
BMW vs HONDA

同じ水平対向ボクサーエンジンを搭載しているBMW R18と、ホンダゴールドウイングDCTを比較しています。

どちらのバイクを所有するか迷っている方に、参考資料としてデーターを提供しています。

同じ方式の水平対向エンジンでも国やメーカーの思想で、ちがったバイクに仕上がります。

購入する際の参考にして頂ければ幸いです。

ザックリと結論付けすると、BMW R18はレトロなデザイン好みで大型バイクの操作を楽しみ、味わいたいユーザー向けです。

ホンダゴールドウイングDCTは、体力を必要としないロングツーリングをハイテク感覚で楽しみたい、金銭的に余裕のあるユーザー向けです。

魂を揺さぶるシンプルな走りを目指して今回、BMWはR18を市場に投入してきました。

ハイテクへの道を進むのではなく、もっと個性的で本物のオーセンティックでそして、エモーショナルであることを目指しています。

BMW R18は、スローダウンして景色を眺める時代を示唆しているモデルです。

 

 BMW R18 VS ホンダゴールド ウイング DCT

BMW R18 と ホンダゴールド ウイング DCTについて比較してみました。

 

BMW R18 VS ホンダゴールド ウイング DCTの比較表

BMW R 18 ホンダゴールド ウイング DCT
エンジン方式 空油冷水平対向2気筒4ストローク 水冷水平対向6気筒4ストローク
最高出力 67kW(91PS)/4,750rpm 93(126PS)/5,500rpm
排気量 1,801cc 1,833cc
トルク値 158Nm at 3,000 rpm 170Nm at 4,500rpm
燃費 17.85km/L 15km/L
ガソリン ハイオク レギュラーガソリン
燃料タンク容量 16 L 21 L
シート高(mm) 690 745
重量 358kg 390kg
クラッチ形式 乾式単板クラッチ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式(ミッション) 6速DCT(ドッグクラッチトランスミッション) 電子式7段変速DCT(ドッグクラッチトランスミッション)

*燃費消費率については、WMTCに準拠した1Lあたり燃焼消費率(1名乗車時)です。

 

エンジンの冷却方式について

エンジンの冷却方式について記述します。

 

空冷、水冷、油冷、エンジンを冷やす理由

稼働中のエンジンは、素手で触れられない程熱くなっています。シリンダー内の燃焼室で混合気が爆発することで約800℃の温度になるからです。

エンジンを冷やさないで稼働させると、オーバーヒートを起こしエンジンが停止します。

最悪の場合、ピストンやシリンダー、が溶ける焼きつきという現象が起き、エンジンを交換しなければならなくなります。

そうならないためにエンジンを冷やさなければならないのですが、冷やす方法として、空気で冷やす空冷方式、水で冷やす水冷方式、オイルで冷やす油冷方式があります。

 

BMW R18 とホンダ ゴールド ウイング DCTの冷却方式の違い

BMW R 18は空冷と油冷の両方の方式を同時採用しています。

空冷方式の場合、金属膨張を見越してピストンとシリンダーにはわずかな隙間が作ってあります。

その為、始動直後のエンジンは振動が大きく、回転上昇がぎこちなく、騒音や排気ガスを発生させます。

それを防ぐ為に、油冷方式も同時に採用しています。

油冷方式は、エンジンオイルをピストンやシリンダーヘッドなどの高熱部分に噴射して冷却します。

ホンダ ゴールド ウイング DCTの場合は、水冷式を採用しています。

水をシリンダー内に循環させてエンジンを冷却させます。空冷よりも効率的に冷却することが出来るので現在では水冷エンジンが支流になっています。

しかし、空冷方式に比べ部品数が増え、構造が複雑になるのでハイパワーを求められるバイクはラジエーターが大型化してしまいます。

デザイン的にラジエーターの大型化を嫌うユーザーもいます。

油冷方式を採用したBMW R 18は、デザイン性を優先したと思われます。

 

BMW R18 と ホンダゴールド ウイング DCTの気筒数の違いについて

BMW R18 と ホンダゴールド ウイング DCTの気筒数の違いについて記載します。

 

R 18

 

BMW R18 、2気筒の利点

最高出力とトルク値はホンダゴールド ウイング DCTの方が勝っています。

同じ排気量でも単気筒の方が、ストロークが大きくなりクランクを回す力が大きくなります。

ストロークが大きいと低回転からも力強く加速することが出来ます。

これが、単気筒エンジンの歯切れのいい排気音や加速感を生み出します。

重量的にも単気筒の方が有利なので、ホンダゴールド ウイング DCTに比べ32㎏も軽量になっています。

2気筒の場合、加速時にリアタイアを食いつかせるトランクション性能を引き上げやすいので、大排気量車はパワーを効率よく路面に伝える事が可能になります。

ホンダゴールド ウイング DCT、6気筒の利点

気筒数が多くなれば、1回当たりの燃焼が小さくなり燃焼と燃焼の間隔が短くなることでエンジンがスムーズに回るようになります。

多気筒エンジンは、バルブやピストンなどの部品を小さくすることが出来、より回転数を上げる事が出来るので、単気筒エンジンより、パワーを出すことが出来ます。

気筒数が多いと、高回転時の出力が上がり、最高速度が上がります。

反面、低速での加速性能は悪くなり、燃費も落ちます。

BMW R 18よりも2.85km/Lも燃費が悪くなっているのはそういった理由からです。

 

BMW R18 と ホンダゴールド ウイング DCTのそれぞれに向いているユーザー

BMW R18 と ホンダゴールド ウイング DCTは、どの様なユーザーに向いているのかを記述します。

 

BMW R18に向いているユーザー

メーカー希望小売価格(消費税込)が2,668,000円~とホンダゴールド ウイング DCTよりも約100万円ほど安く設定しているので、予算に余裕がないユーザーにお勧めです。

エンジンの歯切れのいい排気音や加速感、加速時にリアタイアを食いつかせる乗り味を求めるユーザーに向いています。

伝統的なBMWの水平対向ボクサーエンジンを求める、あるいは体感してみたいユーザー向けです。

バイクにレトロ感のある、シンプルなデザインを求めているユーザー向けです。

 

ホンダゴールド ウイング DCTに向いているユーザー

メカー希望小売価格(消費税込)3,465,000円と高額です。燃費も15km/Lなので、金銭的に余裕のあるユーザー向けです。

55wスピーカーを採用しているので、最高な音質で音楽を聴きながらクルージングを楽しみたいユーザー向けです。

2人乗りでもゆったりと座れるライディングシートが採用されているので、2人乗りでゆったりとクルージングを楽しみたいユーザー向けです。

7DCTでは大型二輪車AT免許で乗れことや、ETC2.0車載器、アイドリングストップ、電動ウインドースクリーン、シートヒーター、などが標準装備され、安全で快適なクルージングを求めるユーザー向けです。

 

BMW R18 とホンダゴールド ウイング DCTの口コミ

BMW R18 とホンダゴールド ウイング DCTの口コミについて記載します。

 

BMW R18の口コミ

・オブジェとしては最高にカッコイイ。・重いし、でかいし、疲れるし、出先で止める場所がない。・エンジン音がいい、トルクのパワーも凄い、そのわりには取り回しが良く、街乗りも行ける。・バックギアがあるのでどんな駐輪場でも後ろから出せる。・レトロな外観が一部のライダーに評価されているが、その古風なスタイルがカッコ悪いとの評価もある。

 

ホンダゴールド ウイング DCTの口コミ

・先進的なデザインが気に入っている。・高速は雲の上に乗っている気分。・電動バックギアが付いているので取り回しが楽。・高額です。・妻をリアシートに乗せてのんびりツーリングを楽しんでいます。・水平対向エンジンは振動が少なく滑らか。・以外と荷物が乗らない。

 

 BMW R18 VS ホンダゴールド ウイング DCTのまとめ

・BMW R18 VS ホンダゴールド ウイング DCTの比較表

・エンジンの冷却方式について

・空冷、水冷、油冷、エンジンを冷やす理由

・BMW R18 とホンダ ゴールド ウイング DCTの冷却方式の違い

・BMW R18 と ホンダゴールド ウイング DCTの気筒数の違いについて

・BMW R18 、2気筒の利点

・ホンダゴールド ウイング DCT、6気筒の利点

・BMW R18 と ホンダゴールド ウイング DCTのそれぞれに向いているユーザー

・BMW R18に向いているユーザー

・ホンダゴールド ウイング DCTに向いているユーザー

・BMW R18 とホンダゴールド ウイング DCTの口コミ

・BMW R18の口コミ

・ホンダゴールド ウイング DCTの口コミ

・ BMW R18 VS ホンダゴールド ウイング DCTのまとめ

今回、BMW R18 と ホンダゴールド ウイング DCTのどちらを所有するか迷っている方に情報を提供させて頂きました。

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